ふくらはぎは第2の心臓

歩く人

 ふくらはぎは第2の心臓といわれます。

 

甘酒の瓶をふってそのまま静かに立てておくと、だんだん沈殿物が底にたまっていきますよね。

 

それと同じように、長時間乗り物にずっと座った状態でいると、

股関節から下肢の血流が悪くなり、うっ滞したり、むくんだりします。

飛行機で起こると、エコノミー症候群と言われます。

 

反対に、歩行などして足首を動かしていると、

ふくらはぎの伸縮運動が活発化し、

筋肉のポンプ作用によって血流循環がよくなります。

 

心臓が膨らんだり縮んだりして、血流を循環させているのと同じように、

ふくらはぎは心臓のハート型を逆にしたような筋肉の形になっているので、

血液が逆行しない弁があることで、収縮して血液を上へ上へと押し上げていくのです。

 

歩行でふくらはぎの筋肉をつかうことは、全身の血液循環がよくなり、心臓の働きを助けます。

ですから一番簡単で、いい運動というのは、歩くことなのです。

 

歩くこと以外にも、板橋えがお療法院やすらぎでお伝えする、ゆらし体操の足首まわしはふくらはぎが動くので、むくみや足のだるさ、疲労などに効果的です。