パソコン作業からくる不調

パソコン作業をする人

最近は仕事でパソコンを使わない人はいないというほど、パソコンが普及し、1日中パソコンを使っている人も中にはいます。それに伴って肩こり、腰痛など身体の不調を訴える人が増えています。

 

パソコン作業による弊害を下記にあげてみました。

●顎を引いて若干下向きになり、首の位置がそのまま固定されるため、首の血行が悪化し、首が硬くなる。その為、脳へ血液がいきにくくなり、神経・精神の不調が出やすくなります。

 

●マウスとキーの操作により、筋緊張が指から上腕、前腕へとつながり、最終的に肩首のコリを引き起こします。またコリから頸椎の捻れが起こり、神経・精神の不調につながります。

 

「ふくらはぎは第2の心臓」でも書きましたが、ずっと座っていることにより脚を動かさず、ふくらはぎの筋肉を使わないので、全身の血行が悪化し、身体が冷えるという悪循環が起こる。

 

●座る姿勢により股関節まわりが硬くなり、これが骨盤の歪みの要因になる。骨盤が歪むと連動して背骨も歪み猫背や肩、頭へ影響します。また骨格の歪みは、さまざまな内臓疾患を増やします。

 

以上から、仕事に必要なパソコン作業はなくすことができないので、

負担がかかる姿勢、座る姿勢に気をつける

できるだけ休憩をこまめにとって、同じ姿勢で長時間作業しない

仕事の合間には、お手洗いに行く、飲み物を買いに行くなど、立ち上がって歩くようにしてみてください。 

 

追記

就寝直前まで、パソコンや携帯をいじったり、タブレットでゲームをしたりしていると、モニターの光が睡眠を妨げます。

人間には体内時計があって、太陽が沈んで暗くなると、体内でメラトニンという睡眠ホルモンが分泌されます。ところが、夜にパソコンや携帯などの光の刺激を目に受けるとメラトニン分泌が抑制されるのです。

メラトニンの分泌が抑制されると、寝入りにくくなり、睡眠覚醒リズムの働きが乱れることで翌日の朝の負荷が大きくなります。寝る2〜3時間前には、テレビ、パソコンや携帯を控え、モニターの光を見ないようにして、質の良い睡眠をとるようにしましょう。