交感神経と副交感神経

バランス

自律神経には交感神経と副交感神経があります。

副交感神経は、体を緊張から解きほぐし、休息やリラックスしている時、寝ている時に働く神経で、瞳孔は収縮し、脈拍、血圧は下降して、呼吸は減少し、血管が拡張、胃腸の働きは活発になります。同じように車でいうとブレーキのようなものです。

 

反対に交感神経は昼間、活動的なときに活躍する神経です。体を動かしたり、寒さや暑さなどの刺激や精神的な刺激、危険を感じたとき、興奮したとき、緊張したとき、悩みや不安をかかえているときに働く神経で、瞳孔は拡大し、心臓の拍動は速くなり、血管は収縮して血圧を上げ、胃腸の働きは抑制されます。車でいうとアクセルの役割です。

 

交感神経を優位にするものは何でしょう。

〇休みがなく働き過ぎ

〇夜遅くまで起きている

〇タバコ、激辛な刺激物、ユンケル等の滋養強壮剤

〇早食い、過度な肉食、精製塩

〇寒さ

〇消炎鎮痛剤等の薬

〇悩み、心配事、不安などからくるストレス

などがあげられます。

 

私たちは日々なんらかのストレスをうけていますが、ストレスが積み重なるとだんだん交感神経ばかりが優位になり、副交感神経が働かなくなり、自律神経のバランスが乱れてしまいます。

 

交感神経が活発で副交感神経が低いと、イライラしやすかったり攻撃的になりやすいです。

 


反対に、副交感神経が活発で交感神経が低いと、何かを行う気力が出なかったりと鬱状態になりやすいです。

 

今の時代はスマホやネットの普及により、多くの場合、交感神経が活発になり過ぎています。その為、呼吸が浅くなりやすく
結果、肩こりや腰痛にも繋がりやすいのです。

 

身体には、同じ事を継続し続けると、「その状態を覚える、慣れる」という学習能力が備わっています。

何らかのストレスをずっと受けつづけると身体が緊張していき、その状態が長引けば、ずっと緊張しっぱなし(継続的な交感神経優位状態)になります。

この緊張が継続されると、筋肉の緊張や血管収縮による血流悪化、身体上に筋肉のコリや張りが生じ、内臓の働きにも影響を及ぼします。

また副交感神経が働かず、体の修復・回復が追いつかない為に、疲労感が残る、寝ても疲れがとれないなどの症状がでます。

 

どちらがいいというわけではなく、本来は交感神経と副交感神経という二つの相反する神経がシーソーのようにバランス良く働くことが大事です。

よく笑う、リラックスしてお風呂に入る、適度な運動をする、朝太陽をしっかり浴びる(セロトニンを分泌させる)、寝る前にテレビや携帯など強い光(ブルーライト)を見ないなど、心をリフレッシュさせることに気をつけてみてください。

また運動を行うことで自律神経を整えることもできます。解剖学的にみると、自律神経は脊柱から出ていて、交感神経は胸椎と腰椎から、副交感神経は脳神経と仙骨から出ているので、自律神経にアプローチする為に脊柱を動かしてみてください。