痛みのもどり

ランニングマシン

例えば、膝や肩、腰の痛みをとる為に、整体院に行くとします。

 

 その時、またはその日はいったん楽になった感じがしたけど、その後、また元通りに痛みがもどった体験をしている方いませんか?

 

 これを「痛みのもどり」と言います。

 

 スポーツで、「身体で覚える」という言葉があります。

 

例えば、野球で行う素振り。

バッティングフォームをつくり、身体がボールに対して無意識に反射的に反応できるように、何百回何千回と繰り返します。

 

 普段私たちは、手や足の動きを意識して歩きませんね。

 

身体は日常生活の同じ姿勢や動作を、毎日学習しているので、意識せずに動くことができるのです。

 

 

膝痛、腰痛、肩こりのような痛みは、生活習慣や運動、姿勢、外部からの刺激やストレスの影響で、歪み、筋肉の緊張を生み出し、常時身体が硬くなっていき、それが警戒信号となり痛みとなります。

 

 

筋肉が硬い状態が、身体にとって当たり前の状態となり、脳の学習でその骨格の歪みや硬くなった筋肉の状態を保つ状態を形状記憶するのです。

 

ちょうど、いつもゴムで丸めていたカレンダーをほどいたら、なかなかまっすぐ伸びないような感じです。 

 

 脳がこの状態を学習してしまうと、筋肉をゆるめても、時間がたてば戻ってしまいますし、慢性的な痛みはまたでてきます。

 

 

 間違って記憶された身体の状態を少しずつリセットし、歪みや筋肉の緊張がある状態から緩んでもいいんだよとに脳に教えてあげて、良い状態を上書き保存していくことが大事なのです。

 

 硬くなった筋肉を緩ませ、完全に戻ってしまう前に、また緩ませる。整体を行う間隔をあけすぎない。

 

 これを繰り返すことで、身体はいい状態を記憶し、もどりにくい身体になり、膝痛や腰痛、肩こりなどの慢性的な痛みが回復していきます。

 

 板橋区で唯一のゆらし療法院、えがお療法院やすらぎでは上記のような考え方で整体を行っています。