オスグッドと足首の関係

正座をする小さい子

私がみていて、膝痛・オスグッドで痛みを訴える子は、足首が硬いことが多いです。

 

なぜ足首が硬いのでしょうか?

 

足首が硬い子が多くなったのは、生活様式が和→洋への変化が関連しているように思います。

 

昔は、芝生の上や土の上のような凸凹したところを歩いたり、坂道ののぼりくだりなど歩くことで、足首をよく使っていたのですが、今は、車での移動やエスカレーター、エレベーターの利用により足首を曲げる機会が減っています。

 

また最近は、住まいに和室がないことで椅子生活になり、正座をする習慣がなかったり、和式のトイレが少なくなってきたことで、しっかりしゃがむこともなくなってきています。

 

今の子どもたちは、昔と比べて、足周辺の筋肉や関節を使う機会が圧倒的に減っているのです。

足腰への負担は少ないですが、それだけ使えていないということです。

 

 

「足をしっかり曲げられる」「後ろに転がらず、しっかりしゃがめる」といった動作が、今の子供たちができないのは、以上のような原因があると考えます。

 

膝のケガやオスグッド予防の為にも、足首を回すことや正座など、できる範囲で意識して足首を動かしていきましょう!