今回は冷やす(アイシング)についてです。
日本プロ野球を50歳最年長で引退を発表した、中日ドラゴンズの山本昌選手ご存知ですか?
日本最長のプレイヤーでもありました。
野球のテレビ中継で、先発投手が途中で交代した後、肩をアイシングしている姿を時々見たことがありませんか?
現役時代の山本選手は、まわりの選手はやっていたけれども、自分自身はアイシングをしなかったそうです。
以下「フルカウント」から文引用
NPB史上初めて50歳でマウンドに上がった左腕は、驚きの事実を明かす。現在の野球界では当たり前となっている登板後のケアをしたことがないというのだ。
「僕はアイシングもしません。アイシングをしたことがないです」マウンドを降りた投手が、肩や肘に氷を当てて、動きにくそうにしている様子は、最近では見慣れた光景となった。だが、山本昌がプロ入りした時点では、常識ではなかった。
高校時代にはアイシングなんてなかったから。逆に『冷やすからプールに入るな』と言われていた。
プロ入り後、しばらくしてからアイシングは常識となったが、「怪我をしない投げ方」を知る左腕には必要なかったようだ。
「ああいう風にロボットみたいなのになったことないんですよ。(アイシングは)要らないと言ってました。ウチのチームでは、僕はやらなかったんです。他のピッチャーはみんなやってましたけど。でも、それはそれでいいんじゃないですか。人に強要するものでもないので」
それでも、肩や肘の怪我とは無縁だった32年間の野球人生。抱負な経験の中には、プロ野球選手として必要なものが詰まっている。
身体にとって冷やすことは、筋肉もかたくなり血行が悪くなります。疲労物質も排出されにくくなります。時間と温度が適正でなく、冷やしすぎで逆に代謝機能が落ち、回復が遅くなることもあります。
もちろんアイシングをした方がいい場合もあります。肉離れ、捻挫、打撲などのケガで細胞が壊され、内出血をしたり、疑いがある場合は必ず行います。
しかしそれ以外の場合や慢性痛は、温めた方が血液循環が促進され、代謝がよくなりますので、回復を早める為にも、冷やさないことをお勧めします。
山本選手のように、アイシングは絶対ではありません。みんなが行うからというのはナンセンスです。常識は疑いましょう!