痛みがなくなって回復していくには、これが前提です。
板橋区ときわ台のえがお療法院やすらぎには、オスグッド、肉離れ、捻挫などの痛みをかかえた子供もたくさん来院します。
「部活やクラブチームで、週何回練習しているの?」と尋ねると、「毎日です。」と言う子も多いです。
いつからかわかりませんが、リトルリーグやジュニアサッカーなどは、休養日がなくいつも練習している所が増えたように感じます。
朝日新聞デジタルに、NBAで活躍するダルビッシュ有選手のコメントが掲載されていましたので紹介します。
指導者には正しい知識を身につけて欲しい。例えば休養の重要性です。筋力トレーニングは、ほぼ毎日頑張るよりも、週に3日程度は休みながら行う方が結果は上になったりするのです。いまだに冬に10日、夏に5日程度しか休まないような野球部が珍しくないでしょう。僕が監督なら週2回は休むし、全体練習も3時間で十分。そのくらいの方が成長するのです。
確かに、いい成績を残し、将来プロの野球選手やサッカーの選手になる為には、他よりもハードな練習が必要だと思いますが、痛みを我慢しながらだと、パフォーマンスも落ちて、練習の質が下がってしまいます。
練習(負荷)と休養(回復)のバランスを考えて、もう少し身体に気をつかってください。回復より負荷が上回っていると、いつまでもよくなりません。
また回復力を上げるためにも、専門の練習だけでなく、コンディショニング=体のケアをしっかり行いましょう。
身体のケア、回復には「入浴」、「水分摂取」、「睡眠」の3項目はいつもお伝えしていますが、
ケアを英語にすると、CAREになります。それぞれの頭文字をとって
C・・サーキュレーション(循環) 温めて循環をよくする
A・・アシミレーション(排泄) 排尿、排便、汗、呼吸
R・・リラクゼーション(休息) 睡眠
E・・エルミネーション(同化) 栄養をバランスよく摂取する
と言われます。
これらを意識して、生活してみましょう。代謝、回復が促進されますよ!
最後に睡眠の質を上げるポイントをあげておきます。
①朝はいつも決まった時間に起きる
②日中にウォーキングやストレッチといった軽い運動を行う
③お風呂は40度以下のぬるめのお湯に15分ほどつかる(寝る1時間前ぐらいまでに)
④寝室は照明を電球色のようなオレンジ色にして、明るさをおとす
最初に戻りますが、身体が疲れた状態だと、筋肉は萎縮し柔軟性がなくなります。さらにパフォーマンスも下がり、怪我をしやすくなります。休むのも練習の内と考えてください。